2012年度版「花暦」カレンダー発行にあたって
以前より私は磯釣りを楽しんでいましたので、釣り場周辺の素晴らしい景色や釣り上げたばかりの生き生きとした美しい魚の姿をその場で撮影し、パソコンに取り入れて観賞することで自己満足していました。それから、花や自然を対象にして撮影するようになり、8年の歳月が経とうとしています。
現在、写真撮影の基本的なスタンスとしては、花を中心に自然界のあらゆる対象物をありのままに「一瞬の輝き」を写し撮ることで、花の撮影などによく使われる「ボカシ」などに拘ることもなく「一瞬の生命の輝き」を写し撮ることが指標となっています。
森の中で「花捜し」から始まった撮行は、垂直に近い岩壁を上り下りし、獣道を歩き回り急斜面を登ったり降りたりしながら、僅かな木漏れ陽を頼りに粘り強く行なってきました。時には、ツキノワグマとの危険な遭遇もあり、楽しくもエライ大変な撮行となっています。撮影には、当初より全て「ハイエンド・手振れ補正なし」の素晴らしいデジカメと山中のため、三脚を使わない「手持ち撮影」で行なってきましたが、その撮影スタイルは、現在も進行中です。しかし、そこへ新しいカメラが仲間入りし、「一瞬、時を止めたような瞬間の絵」を追いかけ始めることになりました。
この「花暦」カレンダーは大判のA3サイズ、しかも、月変わりの後に写真を切り離して、額に収めて鑑賞できるように配慮いたしました。従って、写真集的な意味合いの濃い、花をモチーフ・メインにしたカレンダーに仕上がっています。花写真の解説では、撮影時の状況やエピソードの内容を中心として飾ることなくお知らせすることで、写真のその場の空気感や臨場感をお伝えできればと書き記しています。
まだ写真歴は浅いですが、最大の目的としてきた「一瞬の命の輝きを写し撮る」という命題を、写真を通じて皆様方にお伝えできれば、今回の「花暦」カレンダーの出版は大成功と思っています。
撮行過程で行く先々、檜原村の皆様の温かいもてなしやご協力、そして、販売過程等で応援して戴いている檜原村の関係各位に深く感謝し、お礼を申し上げます。
大山 勇一 |