『東京周辺の沢』その後の情報
2000年5月に発行しました『東京周辺の沢』は丸5年が経過しました。このコーナーでは、その後の沢の変化や新情報をアップしております。
■皆様の新情報をメールでお寄せください。E-mail:hakusan@kt.rim.or.jp
氏名、沢名、遡行年月日を明記して下さい。(写真などを掲載したより詳細な内容のhtmlフアイルがございましたらリンクしますので、お申し出ください。)
■また、遡行記録の掲載をご希望する場合は、このコーナーでは概略(テキスト)しか掲載できませんが、氏名、沢名、遡行年月日を明記のうえ、お申し出ください。(写真などを掲載したより詳細な内容のhtmlフアイルがございましたらリンクします。山岳会のアピールになるかもしれません。)
17 丹沢・戸沢左俣(p.38) 遡行:2007年4月15日
左俣に入って2番目の2段7m逆S字状滝(3)は下段を右、上段を左から登るとの記述がありますが、下段はやや左、上段は右だと思います。下段は残置ハーケン、上段は残置ボルト(いずれも古い)がありました。
また、大滝は右がルートだが登られていないと記載されていますが、左壁が登られています。古い残置ハーケンがたくさんあります。途中ホールドが乏しい部分があり、腐りかけた残置スリングが残っていました。グレードからしてこの大滝が核心で、フリーで4級+、A0で3級+といったところです。
滝の数は少ないのですが、大滝は登り応えがあるので、もっと登られてもいい沢です。個人の好みによる差があるとは思いますが、星二つはあげたいですね。
(中村仁@暁山岳会)
16 丹沢・大山川(p.28) 遡行:2007年4月1日
(2)の3mハング滝は以前大きな倒木が掛かっており、これを利用して登れましたが、遡行当時はこの倒木が無くなっており、登るのが難しい状態になっていました。しかし、比較的新しい残置スリングが3本あり、これを使えば登れます。この他は特に変化はありません。
(中村仁@暁山岳会)
15 丹沢・寄沢流域 滝郷沢左俣(p.54) 遡行:2006年9月16日
滝郷沢は以前から崩壊が少しずつ進んでおり、側壁からの高巻きが難しくなっていましたが、今回はさらに進んでおり、特に核心部だった15m滝(『東京周辺の沢』の遡行図(8)の滝)が元の形がわからない程大崩壊していました。側壁の崩壊で埋まったと思われます。元の滝と思われる部分は落口数m下まで登れますが、その上は脆く危険で登れません。その他の部分も偵察しましたが、崩壊してまだ期間が経っていないせいか、どこもすぐに崩れてもおかしくない状態であるためあきらめ、結局少し戻った右側の尾根から大高巻きしました。(途中から踏み跡がありました。)
崩壊部手前の6m滝(『東京周辺の沢』の遡行図(6)の滝)は健在ですが、以前の左からの巻道は崩壊が激しくほとんど使用できません。今回はシャワークライムを避けて左から木登りで巻きましたが、崩れて危険なため後続2名は右壁を直登しました。巻く場合は右から大高巻きするしかないでしょう。
上記部分以外はつめも含め大きな崩壊はありませんが、どの滝も両側壁の崩壊が少しずつではありますが進んでいるので、高巻きは避けて直登した方がいいでしょう。直登の際も浮いた岩がかなりあるので、注意が必要です。
以上のように、滝郷沢左俣の困難度は増しており、初心者同士の入渓は避けるべきでしょう。
(中村仁@暁山岳会)
14 丹沢・早戸川流域 円山木沢(p.98) 2005.08.12
2005年7月31日に丹沢・円山木沢を遡行。『東京周辺の沢』に掲載されている写真は大棚25m滝ではなく、(5)の20m滝です。
また、最終的に詰め上がる場所は、”円山木ノ頭”ではなく、”円山木ノ頭”と”本間ノ頭”の間の無名ピークでした。
下降ルートは、この無名ピークから北北西に伸びる尾根を下ります。最後は道が不明瞭になりましたが(見失った?)丹沢観光センターに出ます。
(ひろた@フリー)
13 丹沢・中川川流域 西沢本棚沢(p.82) 2005.08.12
2005年8月7日に西沢本棚沢を遡行。本棚70m滝ですが、『東京周辺の沢』にある登攀ルートは中盤で水流よりに進みますが、
右端のルンゼ沿いを行くのが望ましいようです。(3ピッチ) ただし、最後の5〜7mが核心で、ハーケン、ボルト類が一切無し。
スタンスは安定した物が無く安全に登る為には、安定した所からボルトを2〜3個ほど打つ必要有りです。
岩は脆く、かつて安定したスタンスが取れたところも、今では足が置けない所もあると推測します。(ひろた@フリー)
12 奥多摩・多摩川流域 水根沢(p.122) 2005.08.09
2005年8月6日に遡行。7月26日の台風一過の影響か水量多く、以前の水根沢の姿に近い状態に復元したようだ。
昨年はキャンプ場から半円ノ滝まで2時間のところを45分オーバーで堪能できました。自然の力は凄い!
ここ数年は渇水状態であったが、それ以前の水根沢を歩きたい人は大雨の後をお薦めします。但し安全の保証全く無し。(江口淳@フリー)
11 奥秩父・笛吹川流域 ヌク沢左俣(p.205) 2005.08.05
2005年7月9日に遡行。1996年の遡行図では3つだった堰堤が、6つに増えていました。
近丸新道が横切ってすぐに1つ、二俣の前後に2つ。平成7年着工、8年着工、などの表示が見られました。
近丸新道が横切ってすぐの堰堤は、左岸の踏み後が崩れていて大きく巻きました。
※堰堤1つ目→入渓直後、2つ目→近丸新道が横切ってすぐ(新)、3つ目→二俣より少し手前、
4つ目・5つ目→二俣の直前(1つは新)、6つ目→二俣の直後(新) (山口@グループ沢胡桃)
10 奥秩父・笛吹川東沢流域 鶏冠谷左俣(p.208) 2005.07.30
2005年5月18日に遡行。下山ルートの鶏冠尾根は以前に比べて随分歩きやすくなり、所要時間が短縮されました。
赤テープが多数あり特に迷いやすい場所はありません。
※実働時間 2177m峰〜(40分)〜鶏冠山〜(120分)〜鶏冠谷出合 (大塚@グループ沢胡桃)
9 奥秩父・滝川流域 本流(p.248) 2005.07.30
ブドウ沢出合手前の屈曲部で左岸が崩壊し小さな自然湖ができています。2003.7月にはすでにありました。
2001.6月にはなかったのでこの間でできたものと思われます。年々、浅くなり来年くらいには腰辺りで通過できそうです。
現在でも簡単にヘツって通過できます。
入渓は天狗岩トンネル手前以外に、東大樹木園、滝川峡トンネル手前の茶屋から本流に下りる道があります。
また釣橋小屋跡(崩壊しました)へはパイロット道路から黒岩尾根の登山道を分岐して続く山道で降りることができます。
また、豆焼沢出合手前までの左岸軌道跡は遊歩道として整備されました。(長南@グループ沢胡桃)
8 丹沢・中川川流域 東沢本棚沢(p.80) 2005.07.30
2005年7月16日に丹沢東沢本棚沢を遡行してきました。掲載されている写真は西沢本棚沢の本棚70mです。
また(2)の8m滝は12m程あり、水流右から直登可能です。(3級+)
さらに林道終点からツツジ新道へは立派な踏跡があり、ツツジ新道から下り10分で林道にでます。(ひろた@フリー)
7 奥多摩・多摩川流域 水根沢(p.122) 2005.07.13
2005年7月10日に遡行し、今回の変わりようには愕然としました。(石井@トマの風)
6 奥多摩・日原川流域 巳ノ戸谷(p.134) 2005.07.05
2005年5月21日に奥多摩・巳ノ戸谷を遡行してきました。巳ノ戸谷の下降路が廃道と書いてありますが、下り初めの部分だけが不明瞭で
あとは道自体は明瞭で現在も林業で使われています。[詳細はリンクURLに](弘田 猛)
5 奥多摩・南秋川流域 ムケシ沢(p.168) 2005.06.15
沢に貯水槽があって、付近の集落がこの沢水を利用しているため、入谷を自粛して下さい。
週末には沢の入り口で地元の方が監視パトロールしています。(白山書房)
4 奥多摩・南秋川流域 熊倉沢(p.162〜164) 2005.06.15
源頭部周辺の仕事道は植林の枝打ちで非常に不明瞭になっています。(白山書房)
3 奥多摩・日原川流域 鷹ノ巣谷(p.132) 2005.06.15
鷹ノ巣谷左岸の仕事道は廃道になっていて、下降路として使えません。(白山書房)
2 奥多摩・日原川流域 巳ノ戸谷(p.134) 2005.06.15
上流の二俣で横切る仕事道は廃道になっていて、下降路として使えません。[上記No.6に最新情報](白山書房)
1 丹沢・寄沢流域 滝郷沢左俣(p.54) 2005.06.15
沢が荒れてしまい、遡行の面白さが減りました。興味度は★1つに変更。(白山書房)