白山書房の本紹介 |
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山登りって何だろう
河野寿夫著 四六判212 1,600円(本体)
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〈半世紀を超える自分の山歩きを振り返ってみると、どこかおかしなものがたくさんある。道に迷ったり、迷いそうになったり、途中で日が暮れたり、夜中に歩いたり、ビバークしたりで、無事下山したにしてもどこか普通でない。しかも単独行がほとんどである。そんな山歩きを続けながら、一方で山小屋や登山道が年とともに整備され、登る人たちの年齢層、ひいては山を見る目や考え方がしだいに変わっていくのをまのあたりに眺めてきた。そしてそのあげく突き当たったのが、山歩きとはいったい何だろう、との素朴な疑問だった。〉 「山歩きとは何か」を問いかけながら、50年あまりにわたった登山人生を語る。 ●著者プロフィール |
●山登りって何だろう/目次 |
はじめに 群馬の山放浪記 |
五 高間山に登り損なう 雑 録 あとがき |
●「滝子山騒動」より抜粋 <略> かすかに聞こえてくる沢音が大きくなると、まもなく沢べりに降りつく。ズミ沢である。だが、道はここでぷつんと途切れる。ちょうどあたりは真っ暗となり、どこに道の続きがあるのか、まったくわからない。暗やみの中で眺めると、沢の水量はかなり多く、沢音もすさまじいばかりである。道の続きを探しに一歩足を踏み出すと、ヘドロ状のひどいぬかるみとなっている。 |